うおおおおお

 社会に出て二つ知ったことがあって。絶対に馬鹿はまじるということと、話し合いでは何も解決しないということ。
 人類の行く末としての理想郷で世界平和がある。これを実現するにあたりさしあたりなにが必要かと言うと、人類が一つになることだというのはまああるだろう。
 で、その手段はどうするか?というところに来て、ひとつは全世界的な宗教。これは割かしいい線いってたんじゃないかと思う。大審問官にも繋がるところだけれども、全世界的な宗教。これはこれでありだったんだけど、神は科学によって否定されてしまった。
 次に台頭してきた科学なわけだけれども、こいつはいうなれば論理だから、論理ってのは公共で共通な仕組み、だれそれから、だれそれへ何事か伝えるための手段であって、電話とかモールス信号と同じ機械的な足し算引き算の組み合わせであり、他人に伝えることが第一義として開発されたものである以上、自らの感情を混ぜ込むべきでは無くて、よーするにそれは仕組みでしかない。
 でも一個の奇蹟を科学が作ったとしたら、人間を滅亡させる仕組みであるところの核弾頭だろう。
 宗教は同じ神を崇めること、来世の幸福や、あの世の天国などで生きている人間を釣ろうとしたが、そんなことには騙されないぞ、おれたちはこの世界しかないし、この世界ではすべては許されるというひとたちがやってきた。そして核を作り、これに平伏せと言った。これは神が宗教を広めるにあたって奇跡を披露して観衆を魅了したのと同じように、今度は観衆を怒鳴りつけたということかな。神を信じられない人は奇跡を見せられて神を信仰し、世界は統合されようとした。同じように科学を信じられない人が核の恐ろしさ、武器や兵器といい違えてもいいけど暴力によって怒鳴りつけられ、科学を信じるよりほかに無くなった。
 戦国時代にバラバラだった日本が、いま一国にまとまっていられるのは、これ単に外国という共通の敵が出来たからだとおれは思っていて、そうするとこの世界の最高位に鎮座する人間が一つにまとまるのは、宇宙人あたりが責めてくるしかないような気がしているんだけれども、んでなんだっけなあ。
 いやだから、宗教的にまとまろうとしたら出来た気がするんだよね。奇跡ありきだけど。科学も核で脅して統一を求めているのか?よくわからないけど、他人に言うことを聞かせるためにいまんとこ開発されたのは宗教と、科学なんだな。核もあれか死をちらつかせて脅かしているわけだから、やっぱ死というところだよと思うわけですよ。人間のキーとなるのは、宗教は死を乗り越える方法を提示して、科学は死の先には何も無い、虚無だと核をちらつかせて言うことを聞かせようとする。
 ここだな。死をいかにするか宗教的に死を乗り越える方法は詐欺だ。おれは死んだことないけど、次に託す、未来に託すというやり方は欺瞞であるってのはまあ結構みんな言ってんじゃねつう。脅すって方法は回りまわって自分に降りかかるだけだから却下。
 じゃぁどーすんのつう。ここ。ここ重要。はい注目!死なない。これ最強じゃね。もしくはすぐ死ぬ。天才だなおれは